1ターンに山札9枚で攻撃する兜遺物の話

こんにちは、関東でミズキ様のミコトをしているでるたといいます。

今回は先日の大規模で使用した兜遺物について紹介しようと思います。

前回の大規模レポで記事を書くマイブームが来たようです。お付き合い願えれば幸いです。

 

兜遺物のデッキパターン

ふるよにで勝利するには、ダメージの出し方で、大きく分けて次の4パターンがあると考えています。

①クロックを刻む

②テンポを取る

③ワンショット

④特殊勝利

 

①のクロックは、ライフに通りやすい攻撃を多く振って相手ライフを自分のリーサル圏内まで減らすやり方です。仮面の赤幕や書の森羅判証などもこれにあたります。

②テンポを取るについては、オーラ受けになりやすい攻撃を繰り返して、相手の纏いが間に合わないようにさせるやり方です。

③のワンショットは、高いリーサル打点で、そもそも途中のライフダメージをほとんど必要としないデッキです。銃鎚の天クラのように1枚で大ダメージを出すものや、魂の旅路や神座渡のように手札をためて複数回攻撃して打点を出すものがあります。

④は生きる道とか終幕とかです。概ね対応させてくれないので兜目線苦手です。

兜遺物では、特に②と③が得意です。それぞれ見てみましょう。

テンポ兜遺物

間合い2に前進して攻撃をします。ただそれだけです。

テンプレートは以下の通り

通常札

神授、反攻、嘘吐き、戦場、玄塗り、自由枠、自由枠

切り札

夜山恋離のなれの果て、大手楯無門、自由枠

神授は偽りの武器に変換します。間合い2に貼りついて、戦場を乗せたりしながら攻撃を繰り返し、相手に纏いを強いましょう。相手も間合い2で殴って来るなら、撃ち落としが刺さりますし、離脱して攻撃されるなら玄塗りが強いです。

最後は、巫女神楽と闘神込みでリーサルを取ります。

 

ワンショット兜遺物

現状2種類の構築があります。

天守

通常札 神授、反攻、戦場、玄塗り、嘘吐き、煽り殺陣、欺瞞の霧/撃ち落とし/陣頭

切り札 大手楯無門、夜山恋離のなれの果て、天守八龍閣

やること なれはてを巫女神楽にしつつ、楯無門に攻撃札を埋めておきましょう。オススメは玄塗りです。準備が終わったら、戦場を置いて手札を2枚抱え、相手の攻撃に天守で対応します。大嵐や幕開けなど、必ず飛んでくる攻撃に楯無門か徴兵札から持ってきた騎兵を使うと良いです。相手のリーサルまで猶予がありそうなら、自分のターンに天守を開いても構いません。

では打点を計算します。オーラ5、間合い3、対応は無し、理想の引きをしたとすると

再構成偽りの武器2/3、偽りの武器1/2、前進闘神3/4、巫女神楽3/3、門から玄塗り2/3、反攻3/2、嘘吐き2/2、撃ち落とし1/2、離脱槍兵2/2

オーラ5の上からライフ15点が溶けてますね。今回初めて真面目に計算したのですが、自分でもびっくりしました。

偽りの武器でなく刃の本質だった場合も計算してみましょう。

刃の本質4/3、前進して闘神3/2、巫女神楽3/3、門から玄塗り2/3、反攻3/2、嘘吐き2/2、撃ち落とし1/2、離脱槍兵2/2

こちらもライフ12点が溶けています。刃の本質なら道中クロックを刻みやすいなとか考えてましたがそれどころではありませんでした。

天守のタイミングが難しいですが、それさえ何とかできれば大打点を叩き出せるのが楽しいです。

ロルレロ型

通常札 神授、戦場、玄塗り、嘘吐き、煽り殺陣、欺瞞の霧/撃ち落とし/陣頭/反攻

切り札 大手楯無門、夜山恋離のなれの果て、ロルレロラルロ

準備は天守型と同じ。直前に戦場を置いて、手札を2枚抱え、ロルレロラルロを開いて展開します。

では打点計算、同じようにオーラ5、間合い3、対応無しです。そして、楯無門に1枚と、前ターンに置いた戦場が1枚、山札から消えているため、ロルレロと合わせて山札を引ききれます

刃の本質の場合は、門から玄塗り3/3、本質3/2、撃ち落とし1/1、前進嘘吐き2/1、闘神3/1、陣頭1/1、離脱槍兵2/1

オーラ5の上からライフ5点が溶ける計算です。手札には煽り殺陣が残っているので、基本動作や偽証に使えます。

偽りの武器の場合は、偽証設置偽りの武器2/2、偽りの武器1/1、前進闘神3/3、嘘吐き2/1、門から玄塗り2/2、撃ち落とし1/1、陣頭1/1、離脱槍兵2/1

こちらも7点取れます。偽証設置と闘神で実質2枚増えているので、山札9枚分でのフルアタックになりますね。

 

もちろん、対応や妨害などで打点は下がりますが、偽証で上振れを狙うこともできます。一気に大量のカードを叩きつけて、勝利をもぎ取りましょう!

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。計算違うとかあれば教えていただけるととても助かります。以下知ってる方には今さらな小ネタです。

大手楯無門に欺瞞の霧を徴兵しても、相手のカードとして使うことができます。楯無門のバフものるので、徹底抗戦3/3や、裏切り2/3、立論3/-などを狙ってみましょう。

大手楯無門からでも偽証できます。相手が下がって3/1になった闘神を、玄塗り2/2として通すと打点が増えます。

 

桜花の大交流祭レポート

自己紹介

関東で主にミズキ様を宿しているミコトのでるたといいます。ふるよには1幕からなのですが、身内で緩やかにやっていたため、大会等に本格的に出始めたのは2022年頃からになります。

持ち込んだ三柱

大会一月程前まで、前期起源戦で楽しかった絡旗兜を、絡を機器にして握っていました。しかし仮想的としていた遺物や櫂に上手く勝てず、苦手な経典が流行る兆しもあったため握りを変えることにします。嵐旗兜を少し握った後、環境に旗がとても多いため、旗遺物の欺瞞の霧で旗ミラーに強くなれるのではと考え、旗兜遺物を握ることにします。

 

決闘当日

ここから先は当日の対戦レポです。覚えていない部分を想像で補っているため、間違いなどがあるかと思います。この流れ違うとかあれば対戦した方はぜひ教えてくれると助かります。

一回戦 兜遺物-兜棹(旗)

初戦から旗兜ミラーで困ります(しかも一緒に検討した間柄)。

旗兜はミラーになり得るのでできれば避けたいです。

旗棹は事前に検討した際、葦や桜の翅で実間合いを増やされ、レンジロックされると厳しいことが分かったため、返さないことにします。

兜棹は戦場と掌のバフを鳳仙花や可能性の枝に乗せる動きが強いですが、防壁や撃ち落とし、お守りで打ち消すことができるため、こちらを返すことに決めました。

お相手は旗ban 兜遺物-兜棹となります。

 

構築は、通常札が兜棹の動きを止めるため防壁撃ち落とし玄塗り、神授、打点の反攻嘘吐き、徴兵用かつ前進リソースのため制圧前進です。

切り札は打点かつ相手の納め3の付与を封印するためなれはて、打点確保かつ防壁を埋めて守りを固めるため楯無門、後1枚は、軽いフレアで対応したり、相手が対応したタイミングで残り1枚となった手札を伏せさせ、打点を下げる目的でオリレテ(雲喰い)を採用します。

 

決闘は、序盤相手の攻撃をオーラで受けたり対応したりしながらじわじわ間合いを詰めます。そして相手が戦場を貼った返しになれはてを開き、戦場を完論する構えを取りますが、打擲まで振ってきたため、打擲を封印して打点を減らすことにします。こちらの攻撃はオーラを削れますがなかなかライフに届かず、納め3の鳳仙花などでこちらのライフが削れ萎縮も受けて苦しい状況です。

前に着地してからも野茨や葦で浮かれたりと偽りの武器が機能しづらく、玄塗りで対応するなどして何とかしのぎます。

終盤、戦場掌枝を見据えて撃ち落としを構えますが、飛んできたのは葦掌鳳仙花。非常にきつい。しかし戦場の乗らない分1点ライフが残り、返しに巫女神楽闘神その他でこちらのリーサルでした。

二回戦 旗遺物-薙面(旗)

二回戦目も見知った、というか検討した間柄。ドウシテ......

旗面は終幕が早いので無理。薙旗もフレアをためてから、高い切り札火力で一気に殴られると困るため、辛いですが薙面を返します。

お相手は兜ban 旗遺物-薙面となります。

 

構築は、もたもたしていると終幕されるため打点を意識します。そのため切り札はこの旗、なれはて、他にフレアを割くため四季巡。

通常札は、神授、精霊式、桜吹雪、指揮、玄塗り、嘘吐き、最後に突霊を打つための桜の翅。以上となります。

 

決闘は相手がたまゆらから見切り消音晶で明点を達成して赤幕。この時点で終幕とほぼ確定して見て、鼓動を合わせられないように早期再構成を行いつつ宿し前進で間合いを詰めます。またいつでも打点にできるよう、早めになれはてをあけました。

前に着地した後はダストを枯らして、相手の後退力防御力を下げていきます。鼓動で紫幕に進んだ後、響鳴共振含めて後退し裏位置取りで赤幕に進まれます。このタイミングでオーラが薄くなったため、この旗桜の翅前巫女神楽で一気にライフを奪います。

結果として相手が纏いと幕の進行の両立に苦労するようになり、そのまま削りきって勝利となりました。

三回戦 兜遺物-旗鏡(薙)

薙旗は二回戦同様返さず、薙鏡も切り札打点が高く返したくありません。鏡単体で見ると盾兵や切り札対応による鏡映ずらしが刺さり、そもそも旗ミラーをするために三柱を組んでいること、相手の下がる手段が基本的に仮想間合いになることから、旗鏡を返します。

お相手は旗ban 兜遺物--旗鏡となります。

 

構築は、基本的に間合い2に貼り付いてテンポを取りつつ殴り続けることを意識します。切り札は、火力の楯無門、なれはて、鏡映ずらし用にオリレテ(玄塗り、雲喰い)

通常札は神授、反攻、戦場、嘘吐きの火力札4枚に、盾兵や騎兵を繰り返し徴兵したいので号令、いろいろできる欺瞞の霧、最後は、戦場の返しに下がられても打点となる撃ち落としとなりました(この枠は陣頭だったかもしれません)

決闘は、相手の一巡目の攻撃を号令からの盾兵でいなしつつ、欺瞞の義旗共振で整えた山札から殴り返します。間合い2に着地したあと、相手は幻影歩法から桜吹雪を振ってきたため、間合いが1となります。

そこからお互い動かずこちらの攻撃が一方的に入り、ダストが枯れていきます。ライフが少なくなったところで相手が動き出し、この旗星の海込みの大連撃を叩き込まれます。このときラナラロをケアされますが、オリレテ玄塗りのお陰でギリギリ焦燥用オーラが足り、返しに巫女神楽などで削りきって勝利となりました。

四回戦 旗兜-銃琵琶(鎌)

銃鎌は黒き波動からの連撃が重く、返したくないです。琵琶鎌は何をしてくるかが不明でした。今考えると、遺灰呪や灰滅で対応するタイミングを減らして攻められると厳しかったので、返さなくて良かったです。銃琵琶は二重奏からの銃の連撃が強力ですが、防壁かお守りで止められるため、こちらを返します。

お相手は遺物ban 旗兜-銃琵琶となります。

 

構築は、通常札が防壁お守り、前進リソース用に制圧前進、対レンジロック用に追い風、火力として、精霊式、指揮、桜吹雪。

切り札が、火力用にこの旗楯無門、3/33/3をオーラ受けできるように四季巡となりました。

 

決闘は、想定通り相手が二重奏を開きます。3/2レバレをライフで受けつつ、フルバ3/2をお守りで消しながら圏域の中ゆっくり進んでいきます。ここで精霊式を開花し忘れるというミスが発生。しかし逆に相手がオーラを薄くして後退しづらくなり、結果的に妙手に。他の試合だと負けているので、なんというか巡りあわせですね。

再構成直後オーラが薄いタイミングで制圧前進を引け、一気に間合い2に着地。クリムゾンゼロでこちらのライフが残り2となるも、相手が下がりつつこちらの対応を超えて打点を出せるだけのリソースを蓄える前に削りきって勝利。

五回戦 旗遺物-戦旗(心)

実間合いが増え辛い旗なので返します。心は神座で対応できずに、その後のワンショットにつなげられると嫌なため、戦旗を返します。兜の騎兵か、遺物の欺瞞の霧のどちらかが有効に働くはずです。

お相手は兜ban 旗遺物-戦旗となります。

 

構築は、間合い2でテンポを取ることを意識します。通常札は、精霊式、欺瞞の霧、神授、指揮、嘘吐き、離脱手裏剣用に玄塗り、突霊を打つための桜の翅です。

切り札は、打点のこの旗なれはて、フレアを吸わない四季巡となりました。

 

決闘は、お互い精霊式を開花させつつ、相手は四季巡ドロー無し、こちらは欺瞞の義旗共振で一巡目に守護霊式を間に合わせます。さらにこちらは欺瞞の精霊式で守護霊式を追加で作り、守護霊式とヲウカでテンポを取っていきます。二巡目底で相手のラナラロケアした突霊虚魚突霊が決まり、ライフが逆転。攻めを優先して3オーラで返したタイミングで再構成からきっちりヲウカを引かれお仕置きされます。

しかし四季巡玄塗りを駆使して残りライフわずかで耐えつつ、相手を巫女神楽この旗で再構成できなくして勝利。

準決勝 兜遺物-鎌旗(銃)

銃鎌は四回戦同様返さず、銃旗も型が豊富で有利が取れません。旗鎌は実間合いの増えない旗かつ鎌側がリソースを増やさないため近間合いでテンポを取って殴るのが有効と聞いています。鎌旗返しです。

お相手は旗ban 兜遺物-鎌旗となります。

 

構築ですが、間合い2でテンポを取って殴り続けることを考えます。通常札は、神授反攻戦場陣頭、義旗共振や桜の翅になる欺瞞の霧、影翅からの攻撃に対応するための防壁、嘘吐き(玄塗りだったかもしれません)

切り札は、防壁を埋めて黒波円月を止めるための楯無門、同じく黒波に対応して円月を止められるラナラロ、火力用になれはてとなりました。

 

決闘は、遺灰呪からスタート。神授を打ちつつ、3纏いしてゆっくり進めます。お互いじわじわと間合いを近づけ、相手からの守護霊式に防壁を合わせ、開花を遅らせます。その後2週目の守護霊式にラナラロを合わせて、影翅が引っこ抜けたので3週目へ。後から考えるとここで切るの大分賭けなので、ミズキ様が今ですのとささやいていたのかもしれません。

打点については途中で虚偽で対応されなかなか詰めきれません。そうこうするうちに突霊に開花され、この旗と合わせて攻め込まれます。しかし何とかライフが残ったため、殴りきって勝ち。

決勝     旗遺物-旗魂(遺物)

旗遺物はミラーになり得るので可能なら返したくありません。魂遺物は知識が少なく、旗魂であれば三回戦に近い形で動けるので旗魂を返します。

お相手は兜ban 旗遺物-旗魂となります。

 

構築は、三回戦同様間合い2に貼り付いてテンポを取り続けられるようにします。通常札は、神授精霊式嘘吐き指揮玄塗りの火力札に、便利な欺瞞の霧、反証の裏目を作るための煽り立ての7枚です。

切り札は、この旗なれはての火力に、鏡映ずらし用の四季巡となりました。

 

決闘は、神授、見知らぬ世界、精霊式開花と、お互い順当に準備を進めていきます。一順目の相手の攻撃前に合わせてなれはてを開くのを忘れ、仕方なく四季巡で身を守ります。間合い2に着地してからは、こちらは守護霊式のまま、相手は突撃霊式に開花し、それぞれリーサルに向けて動きます。先に相手が始動し、偽りの武器の乗った守護霊式をライフ受けされ、旅路に出発。この旗や星の爪で削られるも、何とか耐えたので、返しに削りきって勝利しました。

 

振り返り

勝ちパターンが大体一緒でしたね(テンポ取って相手が攻めてギリギリ耐えて返しに勝つ)。三柱全体でミズキ様らしい戦いができた気がして少し嬉しいです。

長文に付き合っていただき、ありがとうございました。異相祭に起源戦と、しばらくミズキ様不在の日々がやってきますが、これからも楽しく決闘したいと思います。